海上警備行動発令

今朝、中国のハン級攻撃型原潜が石垣島周辺の領海内に潜行したまま領海侵犯をしたと言うことで海上警備行動が発令されたらしい。

んがっ！　領海内で発見してから海上警備行動発令まで３時間以上！　おせぇっっての！ヽ(`Д´)ノ

そもそも、潜水艦が他国の領海内を航行する際には、浮上及び識別旗を掲げなければならない。それを守らない場合には、潜水艦という特性上、敵対行為として即撃沈されても文句は言えないのである。

もっとも、その隠密性から、実際には浮上せずに秘密裏に航行することもあるようだが…

で、そういったわけであるから、通常、領海内で識別不明の潜行している潜水艦を発見した場合、撃沈とまでは言わなくても、爆雷等で警告をするなど、浮上させる行動を取るのが、以て然るべき対応である。

しかし、自衛隊は、法律上、その行為を行うためには海上警備行動の発令が必要とのこと。本来的には自衛隊内で即座に実施してもいいような内容であるが、シビリアンコントロールを重視する立場から、そういった手続きをする事になっているという事自体には理解できる。

が！！　なんだよ、３時間以上って！！　もし万が一、これが敵対的な意志を持って攻撃のために進入していた場合、３時間以上経ってたら攻撃は終わってるっつーの。せめて遅くても１０分以内に意志決定できるような体制にしておけ！

いくら、自衛隊の対潜作戦能力や探知能力が優秀でも、それを活かす手段がなければ意味がない。

まったく、何をやってるんだか……　なめて下さいって言っているようなもんだよな、まったく。
こういったところで今の政治家は危機感なさすぎ。いつまでも二流の「政治屋」でしかないわけだ。