車中泊に備えて…

今、「時間はあるけど金がない」というまるで大学生のような状況に置かれているんですが…
それをいいことに、折角なので、行ったことがない西日本を車で貧乏旅行しようかな～　とか計画してます。

で、「貧乏旅行」というからにはいろいろ節約モードで計画することになるわけですが、どのあたりを節約しようかな…ということで

• 極力高速道路は使わない
• 宿泊はＹＨか車中泊
• 食事も高いものは食わない

あたりになるのかな、と。
特にＹＨを使うのは、この時期は大学生なども多く、「あそこ面白かったよ」とか「ここ行ってみると良いよ」などの情報交換が出来るので、安く上がるのとあわせて一石二鳥にもなったりする。

さて、これらの節約プランを構成する要素として「車中泊」というのがあるんだけど、まぁ寝心地は妥協するにしても、是非克服したい欠点がある。

というのは、この季節、「寒い」と言うことは当然無いのだが、窓を閉め切っていると日によってはひたすら「暑い！」ということがある。
エンジンをかけっぱなしでエアコンをかけてればもちろん涼しいんだけど、環境にも財布にも良くないし、場合によっては命にも関わる可能性もあるのでやりたくはない。
ということは、必然的に窓を開けて寝ることになるのだが、ここで問題が。
「蚊」である。
キャンピングカーと違って、普通の乗用車には網戸がない。まぁ当然っちゃぁ当然だけど…
で、なきゃ「作ればよい」ということで、自作することにした。

まずは市販のものを色々調べたのだが、実は俺の車には取り付けることが出来ない。というのは…

これが俺の車なのだが、ドアが「サッシュレス」構造なのだ。
どういう事かというと、

このように、窓に枠がない。
市販の車用の網戸は、窓枠の内側に取り付けるなどのもので、このパターンには対応が出来ないのだ。

ではどうするか。
答えは、「外側からマグネットで」ということになった。

ホームセンターで網戸の網と、シート状のマグネットを調達。

まずはカッター＆ハサミで網を窓より二回りくらい大きくカットする。この際、編み目に垂直・水平に切るときはカッターで切れるが、斜めに切るときはハサミが必須なので要注意。

ここで問題が…^^;　当初、カットした縁を太めのビニールテープで覆って、そこに両面テープでマグネットを貼り付けようと思っていたのだが……　　ビニールテープが網戸につかない（汗　さっぱり張り付かないのだ。　原因は、網状になっているので実際の接着面が非常に少ないための模様。　ピンチっ（笑）

で、部屋の中を、付けられそうなものを探してごそごそやっていたら、いいものがありましたよ、旦那！（笑）　ホットボンドです。

というわけで、カットした網戸にマグネットをホットボンドで直接ねちょっと接着。これがまた、網の切断面を上手く保護するように覆うことも出来たので、災い転じて福となす？？

で、４辺をホットボンドでマグネットに接着完了。だがこれで完了ではない。写真をよく見て貰えばわかるが、後部座席の窓の上部・下部・後方は赤色のボディーの部分にマグネットがつくのだが、前部座席の窓との間の部分は、実はマグネットがつかない。表面がプラスチックのカバーの為だ。

このままではこの部分が浮いてしまって隙間が出来る。どうしたものかと考えた末、クリアファイルを流用した透明なプラスチックのシートを前方部分に取り付け、フロントドア（ガラス）で挟み込む、ということにした。
これもホットボンドでねちゃっと取り付け。

そんな感じで、できあがったのがこちら。

けっこう綺麗に出来たのではないかと。

まぁ、そうしょっちゅう使うものでも無し、昼間使うものでもないから、こんなんでいいかな～と。
この網戸と、乾電池式蚊取りマットの組み合わせでばっちりっしょ。

ちなみに、作成にはここを参考にさせて貰いました。

■追記2008.08.04
車中泊用の自作網戸 2008年バージョン UP

■追記2009.08.02
車中泊用の網戸 2009年バージョン UP